office-hayashi.net

トップページ助成金情報社会保険お問い合わせ

なんでMacなの?

「なんでMacなんか使うの?」「だってMacが使いたかったから。」これはなんだ!禅問答か?いやいやこれは私と妻の間で繰り返されてきた会話である。すでに日常茶飯事となった赤字報道や身売り報道、CEOの辞任からマイクロソフトとの提携と何かある度にこの禅問答は繰り返され、「そう言われると何も言えない。」と私は妻にあきれられて終わるのが常となっている。私を含めMacユーザーはなぜ未だにかたくななまでにMacを使い続けているのだろうか?私が思うに特に日本のMacユーザーはやはり私と同じようにマック自体が使いたくて使っているのではないだろうか。リンゴのマークがかわいい、デザインが、そしてマックという響きがカッコイイ等々、最初はその程度の動機でマックに手を染め始める人が多いような気がする。そうして使い始めていくうちに独特の操作感に慣れてしまい、もう他のパソコンには乗り換えられなくなるのである。一昔前なら、DOSコマンドを打ち込まなければウンともスンとも言わなかった他のパソコンに比べて、マウスだけでほとんどの操作が行えるマックは初心者にとってはるかに取っつきやすいものであったろうが、今ではウィンドウズ95のインターフェイスもマックと大差なく簡単で、全くの初心者だったらどちらを選んでも多分同じ位の期間で覚えてしまえるだろう。しかもアプリケーションソフトを見れば今ではショップの大半はウィンドウズ対応でマック版は大変肩身が狭くなってきている。だから最近(特にウィンドウズ95が出て以降)マックを使い始めた人には何か理由があるはずである。逆にウィンドウズユーザーの大半の人は特に積極的な理由があって今のパソコンを購入したわけではないのではないか。使いたいソフトがウィンドウズだからというくらいで。つまりウィンドウズユーザーは何か特定の目的のためにウィンドウズマシンが必要だからという理由か、あるいはなんでもいいからというほとんど理由とも言えない理由で購入している人が多いのではないか?それに比べマックユーザーはマックを使うこと自体が目的化している。だから自機に対する愛着が格段に違うのだろう。(マックユーザーはマックに対して人格を認めてしまう人が多い。)こうしてマックユーザーはマックの操作感に慣れ親しんでしまうともうウィンドウズ機に乗り換えることは苦痛以外の何者でもなくなる。なぜドラッグ&ドロップでHDやフロッピーにコピーがとれない!メモリの割当をなぜ自分で設定できないのか!等々枚挙にいとまがない。冷静に見ればどっちにも一長一短があるのだが、マックユーザーから見ればウィンドウズの小さな短所(とまではいかなくてもマックと操作感が違うところも含む)を見つけると「それ見たことか!やっぱりマックはこんなにいいんだ。」となってしまう。マックでもたくさん短所はあるのだがそのあたりは「そんなこともあるよ!」で終わってしまうのだ。こうして自分で書いているとほとんど「マック教」という感じに聞こえてくる。だからすっかりにシェアが低くなっても使い続けている人がこんなに多いのだろう。でもウィンドウズユーザーはクールだからもし万が一全く新しい別のOSがデファクトスタンダードになったら(そんなことはおきないだろうが)きっとさっさとそっちに乗り換えちゃうんだろうね。
まあ私もすっかり「マック教団」の術中にはまってしまっているようなので、しばらくは(それともずっと?)不自由なマック&ウィンの二刀流で「どうもウィンドウズは使いにくい!」とボヤきながら喜々としてマックを操っていることでしょう。

別にマックを礼賛するつもりもないし、結構不満も多いんだけれど、要するに”慣れは怖いね”というお話でした。

あ〜〜長かった!

Mail
反論
もしくは賛同メールはこちらまで


|Home|Mail|

(c) 2001 Copyright Hayashi Office